jyoken.netを復活させたかった

部長の井上 (@sei0o) です。春休みの事務作業に揉まれつつ突如アクセスできなくなったjyoken.netを復活させようといろいろしていました。もともとVPSを借りてその上にnginx, MySQL, DokuWiki, WordPressを載せて使っていました。結局その時は原因がわからなかったので /var/www 以下のデータだけ移動してOSを初期化したが、MySQLデータベースバックアップを取るのを忘れていたというオチです。ああどうしよう。

MySQLデータベースに入っていたのはWordPressブログのコンテンツです。要するにここの記事全部です。1年間なんだかんだで頑張って書いたCTF班の活動記録、一度も話したことのないOBが書いた記事、たった2行の前部長の記事…。DokuWikiのデータはPHPファイルとして管理されていて残っていたのが不幸中の幸い。

そういえば、確か前回復活させたときはWordPressのバックアップデータを渡してもらったような気がします。最近Slackに独り言ぼそぼそ書き込んでたから古すぎて削除、とかなってないだろうか…

ありました。よかった〜〜〜〜。これで偉大な先輩方の記事は大丈夫です。
次に前回復活した後に書かれた記事を復元します。とりあえずどんな記事があったかを思い出してみます。

これぐらいかな。それぞれについて探していきます。

時代を超えた情研

たぶんこういうのって誰かがキャッシュで残してますよね。ということで Web魚拓 Wayback Machine で「jyoken.net」を検索してみます。まずは魚拓。


2012/3/31に取られた魚拓。包帯がほどけて大変そう。包帯つけたことないけど。

Wayback Machineも見てみます。

こちらは2014年。このころにはすでに放棄されていたようです。2年の間に何が。
さかのぼってみます。


2011年10月時点ではページが存在していたようです。アクア感あふれるツールバーがWeb2.0を感じさせます。右下の日本語以外にも英語やよくわからない言語が並んでいます。このころの情研はいま以上にグローバルだったというのでしょうか。そんなわけないのでおとなしく文字コードをShift-JISに変更して再読込します。

おおー。ふーげつさんd、見ていますか。日本語が増えましたが、なぜかツールバーには謎言語が残っています。

ソースコードを見て見るとここはJavaScriptで実装されているみたいです。
部活紹介動画だったりブログだったりずいぶんとしっかり更新されていますね。すごい。ページ下部の権利表記は年度を動的に変更して現在の部員に対しても著作権を主張しています。All rights reservedではなくSome rights reservedなのも時代の先を行っています。

右下の「世界を超えた情研」がめちゃくちゃ気になるので見てみます。

昔のブログが出てきました。ボロリンってなんだ…?

おはようございます。いーすたんです。
今日は南半球からの更新です。(一回戻ったら2度とできないだろうな)

私はこの研修自体は英語力を深めるより、文化の違いを見てみたいという傾向が強かったのですが、・・・すごいですよ。

特に部活動とは関係なかったのですが、どこかに行っていろいろ見ることは重要ですね。プロコンに行くのも、同じように経験が増えます。
私は何事も楽しむように努力していますが、真剣になりすぎてどこか見失っている人もよく見かけます。険しい顔をしても誰も気分よくないのにね。

というわけで、細かいことは置いておいてNZの研修も楽しんでおります。
確かに、全員の中で1番楽しめているかはちょっと微妙ですが、それは周囲も楽しそうだからだと思います。自然と私も楽しくなるよね。

何が大事なのかまた解ってきたかもしれません。
さあ、4月からまた頑張っていきましょう。(とうとう4年ですよ。

どこで世界を超えたのかよくわかりませんが、春休みにニュージーランドに研修に行った人が書いているようです。そういえば2010年ってあんまり学生でTwitterしている人もいなかったので代わりにこうしたブログが活発に更新されたのかもしれません。ちなみに僕のTwitterアカウントは2011年5月に作られたものですが、・・・すごいですよ(何が)。

最新の記事も見てみましょう。「一年ぶりの更新」です。

どうも、部長のC+Cです。ブログ一年以上普通に放置していました。本当にごめんなさい。
とりあえず、昨年度の報告は時間があるときにやるとして、今年度の前期の報告をざっと書きます。

昨年度の報告を後回しにすると、永遠にやらなくなってしまいますよね。「まあ古いしだれも興味ないでしょ」みたいな。

続いてプロコンです。

有志がチームを結成して名乗りを上げてきたので、学内予選となりました。
学内予選の内容は、自分たちが考案した解法を黒板でプレゼンするというものでした。審査員は一般科目含む各学科の学科長の方々5人。パワーポイントの使用は禁じられていたようです。
前期中間考査の直後にプレゼンが行われたので、それから急ピッチで準備しました。とりあえず解法をオーソドックスに説明する方法でプレゼンする。
その結果…

ぎくっ。僕の心にトラウマを2度刻み込んだプロコン…。有志が名乗りを上げたということは、このころは情研部員でチームを組んでプロコンに出ていたということでしょうか。現在の審査は電気情報工学科の教授が2,3名で行われています。パワポが使えないのは一緒ですね。

学内予選落ちる。これは非常にまずい。来年はそんなことがないようにしなきゃいよいよまずい。これまで情研という肩書きを背負ってプロコンに取り組まれてきた先輩方に合わせる顔がありません…

「これまで情研という肩書きを背負ってプロコンに取り組まれてきた先輩方」がいる世代、うらやましいようなつらいような…

そして一年生のCubic君とAllen君が情報五輪に出場するみたいです。とりあえずアルゴリズムコンテストチャレンジブック読んであとは経験を積むのみですな。

…知っている名前が出てきました!情研Slackは会話量が少ないので数年前の投稿に3スクロールぐらいでたどり着いてしまうのですが、そこで見つけたOBの名前です。誰にでも1年生の時代があるんだなあ。世界だけでなく時代を超えていく情研。

もっと遡るといろいろな情研が見えてきます。

2005年6月。体育会系胴上げ情研。左端の人の目隠しからプライバシー意識の高さが読み取れます。


2004年12月。これが最古のキャッシュです。ボロリンはこのときからあったようです。僕はこのとき3歳です。


最初期のボロリンはブログではなくBBSでした。数時間眺めているだけなのに、「ボロリン」という名前にけっこう愛着が湧いてきたぞ。


当時の部員が「これは面白いぞ」とひとりニヤニヤしながら書いたであろう年表が見つかりました。645年には影も形もなかった情研が2019年にはMySQLのデータを吹き飛ばすまでになりました。同好会から部に昇格するまで24年もかかっていたのか!「足跡」を読んでみたいですね。部室にあるかもしれない。

これだけの過去からの蓄積があるにもかかわらず、現在の部にはほとんど受け継がれていないことがわかりました。当然受け継がれなくなったのは過去の部員の誰かがメンテを放棄して403 Forbiddenのままサーバを放置したからで…。10年強のデータがなくなるのに比べたら僕がデータベースを吹き飛ばすぐらいどうってことないんじゃないのかという気分になってきました。どうってことないですよね?

…すみません、がんばって復元します。

OK, Google

随分と回り道をしてしまいました。結局前回復活してからのWordPressブログのキャッシュはここにはないようです。そういえばGoogleがキャッシュを取っていた気がするので探してみます。「site:jyoken.net」で検索。


いろいろ出てきました。しかしページのキャッシュがほとんどない。


これです。ほとんどないというかこの「jyoken.netを立ち上げました」のキャッシュしかない。困ったなあ。

思い出課金

うーん。これでは20数回のCTF班の記事を復元できそうにありません。しかたないので自分で頑張って思い出しつつ書くことにしました。このブログを定期的に読んでくれている人は知っていると思いますが、毎回記事の末尾に講義で使ったホワイトボードの画像をつけていました。

あの画像はスマートフォンで撮ったのをGyazoに置いていたのですべて残っています。しかしながらGyazoの無料版では最新の10枚分しか詳細を見られないようになっています。他の画像はインデックスからはアクセスできず、画像自体へのリンクが必要になります(そのリンクも最新の10枚分しかコピーさせてくれない)。


失われし思い出たち。さりげなくたのしい潮寮生活 2で使った写真も入っています。Scrapboxと同じ会社が作っているので連携が最強です。画像をドロップするだけでGyazoに投げてURLを発行してくれるなど。

ちょっと悩みましたが、これも新入生に情研を知ってもらうためです。課金しましょう。


さすがに部費からは出せないよなあ。ケチなので1ヶ月で解約するつもりです。


支払い完了。忍者くんも嬉しそう。


色を取り戻した思い出たち。これを見つつ1年間のCTF班(セキュリティ班)の活動を別記事にまとめようと思います。

まとめ

面白かった。時間溶けた。
Wayback Machine、Web魚拓、そして情研の先輩に感謝します。そのうちリンク切れなどを整理して過去のコンテンツにもアクセスできるようにしたいです。

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